マインドフルネス講座④ 人間関係に悩む方へ マインドフルネスで無理せず人間関係が良くなる

 マインドフルネス講座で学んだことをまとめていきたいと思います。

 今回は、マインドフルネスで人間関係が改善する ということについてです。

結論

マインドフルネスになることで、相手に共感する能力が向上し、相手にやさしくなり、相手と向き合うことができるので、人間関係が改善する

 皆様も一度は人間関係について悩んだことがあるのではないでしょうか?

 私もいつも悩んでいます(笑)

 私自身が人間関係に悩んで、自己啓発系の本を何冊が読んでみましたが、どれも「こういう時には、こう行動しよう」とか「このように考えるようにしよう」「このような人にはこういうふうに対応しよう」といったテクニックを伝えるものが多い印象でした。

 付け焼刃のテクニックでうまくいったときは一時的に満足できるのですが、状況が変わってしまった時は使えないなど、テクニックを使いこなすのは難しいと感じました。

 覚えたテクニックをうまく使いこなすことができる方にはいいと思いましたが、私のようななまけもので、なるべく楽をして人間関係を良くしたいと考えている人には、時間がかかるし、覚えるのも難しいと思いました。

 そのような状況の中で私は、「一つのことだけを気を付ければよい」という方法を考えていました。

 それに合致しているのが、「マインドフルネスでいること」だったのです。

 マインドフルネスでいることは、簡単に言えば「今している一つのことに集中する」ということです。

 

 今回は、マインドフルネスの状態でいることで人間関係は良くなる、ということを身を持って体験してきたので、それを伝えていきたいと思います。

今回の内容

① マインドフルネスでいることで、感覚が敏感になり、相手に対して共感することができる。

② マインドフルネスでいることで、愛情を抱きやすくなり、相手に対して優しくなれる。

③ まず、目の前の相手と向き合うことができれば、自然と人間関係は良くなっていく。

① マインドフルネスでいることで、感覚が敏感になり、相手に対して共感することができる。

 人間関係をよくするためには、もちろん人とかかわる必要があります。

 人付き合いに大切なのは、相手の状況を観察し、相手にふさわしい行動をとることが必要です。

 この観察の面で必要なのは、相手の言動から相手の気持ちを推察することです。

 マインドフルネスな状態でいることで、自分の生理状態の変化に気づきやすくなることが研究でわかっています。

 つまり、自分の感覚に敏感になるということです。

 そして、自分の生理的変化に気づくようになれば自分の状態を理解することができるため、自分に余裕ができます。

 すると、相手を見る余裕が生まれてきます。

 マインドフルで集中している状態で相手を観察できれば、相手から得られる情報は多くあります。

 例えば、相手の表情をよく観察できていれば、今は楽しいのかどうかのポジティブな変化や、しんどそうやつらそうなどネガティブな変化までわかるでしょう。

 それがわかれば、自分の取るべき行動はおのずから決まってくるでしょう。

 他にも、相手の行動をよく観察できていれば、相手が時間を気にしているような素振りを見せていたら、それを気遣った対応もできます。

 

 このようなことは、相手を集中して観察することができていない時には、十分に観察できないことも多いかと思います。

 私も、相手から鈍感と言われることがありますが、それはやはり集中して関われていない時に言われます(笑)

 それだけマインドフルネスを意識するのは難しいとも言えます。

 ここで大切なのは、マインドフルに相手を向き合い相手のことをしっかり観察できている状態は、相手に対して「共感」しているということです。

 

 自分に対して感覚が敏感になっていることは先ほど話しましたが、それは相手に対しても同様なのです。

 それに対してどのように対応するかは、それぞれで違うと思いますが、、そこでどうするかはまた別の話です。

 私の感覚ですが、この相手の感覚を想像し、それを理解をしようとしている状態共感であると思います。

 そして、人間関係においては、まずはこの相手を知ろうとする行動が重要になってくると思います。

② マインドフルネスでいることで、愛情を抱きやすくなり、相手に対して優しくなれる。

 慈悲の瞑想(簡単に言うと、全ての生き物の幸せを願う瞑想)を行うと、脳内の右内側前頭眼窩皮質が活性化するという研究結果があります。 

 この部位は、愛情を感じたりする時に活性化するところです。

 この部位が活性化すると、相手に対して気配りができたり、優しくなることがわかっています。

 慈悲の瞑想は、科学的にも効果が高いとされており、穏やかな気持ちになれるので私も好きです。また、まとめてみたいです。


 マインドフルネスによって、集中力も高まっているので、その相手のために考えることに集中できます。

 また、自分の精神状態も穏やかであるため、相手に対しても優しく対応できるでしょう。

 相手に対して愛情をもって優しく対応することが人間関係に良い影響を与えることは間違いないでしょう。
 

③ まず、目の前の相手と向き合うことができれば、自然と人間関係は良くなっていく。


 私の体験ですが、

 マインドフルネスでいることで、目の前の相手と向き合うことができ、その結果、人間関係が自然と良くなっていくのを感じることができました。

 マインドフルネスでいることは、今の瞬間に集中することです。

 相手と向き合っている時にマインドフルネスでいること、とはどんなことでしょうか。 

 それは、相手の状態をつぶさに観察し、相手の感情を推察し、適切だと思われる言葉をかけることに、全力で集中している状態です


 相手に対して、そのような対応ができれば、その人自分が気に掛けられて大切にされていることが伝わるでしょう。

 結果、相手の自分に対する印象が良くなり、色々なことを話してくれるようになり、人間関係もよくなると考えられます。

 実際に人間関係がうまくいかない時は、他のことに気を取られていたり、自分の感情に考えがむきすぎてしまっていたりと、相手をきちんと見れていないということはないでしょうか


 相手と向き合い、真剣に観察するだけで、その人が今どんな状態であるかについて、何かしらの情報をえることができるでしょう。


 それがわかると、相手に対しての必要な声かけや行動を思いつくことができると思います。

 相手に気に掛けられて嫌がる人は少ないでしょう。多くの人は承認欲求があります。

 自分が相手によって認識してもらっていると感じるだけで嬉しくなるものです。

 人間関係をよくするためには、まず目の前の相手とマインドフルに向き合うことが大切だと考えます

 人間関係が良くなるとは、その場の人達と同じ空間にいてもストレスを感じない状態であるといえると思います。

流れとして

  •  人にストレスを感じないためには、その人を知ることが必要です。
  •  その人を知るためには、その人と仲良くする必要があります。 
  •  マインドフルネスな状態で相手と向き合うと、相手に対して誠実に対応でき、仲良くなりやすいと思います。
  •  1人と仲良くなることができれば、その人を通じて他の人ともつながりやすくなるでしょう。
  •  そして、多くの人と仲良くなることで、同じ空間にいる人達に対してストレスを感じることが少なくなります。

結果として人間関係が改善すると思います。

 私は職場において、このように仲の良い関係、気軽に接することができる関係の人が増えることで、人間関係がとても楽になったと感じています

 人間関係が良くなれば、いいことはたくさんあります。

 ストレスなく仕事ができることもありますし、不測の事態に対する不安も少なくなると思います。 


 不測の事態がおきることは必ずあります。


 しかし、そこで対応策があるとわかっていると、無駄に不測の事態を恐れることはなくなります


 私はこのような不測の事態に滅法弱くて、何かあった時はパニックを起こし、何もない時も何か起こりそうな気がして不安になる人もいます。笑


 このような私が今の環境で不測の事態が起きても、あまりストレスを感じていないのは、 そういう時は、誰かに相談してすぐに対応することができると安心しているからです。


 そのためには安定した人間関係があることが大切です。

 誰にでもあまり遠慮なく聞けるということは大事なことです。

 仕事柄(看護師)もありますが、みんなで対応するという意識があれば、仕事のストレスはかなり減るのではないでしょうか。

 

あとがき

 人間関係はだれしもが悩む問題であると思います。

 私も長らく悩まされてきた問題であり、それは今も変わりません。

 しかし、マインドフルネスでいることができると、どんな状況になってもなんとかやり過ごすことができると思っています。

 結局、人間関係で悩んでしまうのは、「あの時こういう風にすればよかった」という後悔が多いのではないかと思います。つまり、行動にフォーカスしてしまう状態です。過去の行動は、今後もどうやっても変えることができません。

 これを、「あの時、このような心の状態であればよかった」と考えることができれば、後悔にはかわりありませんが、その場ですぐに改善することができます。心の状態は今すぐにでも意識して変えることができるのです。

 心の状態にフォーカスすることで、常に今を意識し過去にとらわれることが少なくなるように感じています。

 結果として、人間関係にとらわれてしまうことが少なくなり、悩むことも少なくなると思います。

 「自分がどう行動するか」ではなく、「自分がどういう心の状態でいるか」に留意することが大切であると思います。

「こうしなければいけない」と悩むことも少なくなり、「自分の心が健康であれば、適切な言動ができる」という自信を持つことができるようになりました。

 一つの考えにこだわることなく、考えというものはその都度変わるものであると思えることで、だいぶ楽になったと思っています。

 そのためには、自分の心をフラットにできるマインドフルな状態でいることはとても大切なことだと思います。

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